Magdalenaのスプリング・クリーク

皆さん今日は！

どうやら日本のあちこちで解禁のようですね。今シーズンが釣果といい思い出に満ちたシーズンでありますよう願っています・・・

こちらは夏時間が終わり、午後の７時頃に暗くなってきました。夏のパタゴニアの長ーい一日が恋しいです（日没は夜の１０時半頃だったっけ・・・）

さて、今回はEstancia de los Riosロッジ周辺での釣り場で僕のお気に入りだった場所。そこはずばり、Magdalena谷に流れるスプリング・クリーク・・・



Magdalena谷はロッジからそんなに遠くないのですが、道路の状態が悪いため片道一時間半かかります。ロッジ周辺の釣り場の中で一番移動に時間がかかる場所なんです。しかし、悪路の中一時間半我慢するほどの価値がある場所です。現にここは僕が特に気に入っていた場所なんです。

Magdalena谷は木々が一つも無いパンパ。北側にある山々意外何一つ視界を遮る物が無いので空がメチャ大きく感じられ、そのパンパの間を悠々とスプリング・クリークが流れているのです。

スプリング・クリークの流れの殆どは湧き水から来ているので一日中殆ど水温が変わりません。ですので、大抵の場合は安定した良好な釣りが出来ます）但し、前にも言ったようにここいらの鱒は大きな気圧の変化があるとピタッとアタリが止まるのが問題）。

スプリング・クリークは小さな流れで川幅が広い所では５メートル、狭い所では１メートル未満ですのでロング・キャストは不要（場所によっては偶に使いますが）、むしろ的確にポイントにフライをプレゼンテーション出来るショート・キャストが必須です。

スプリング・クリークの周りには姿を隠せる木などが無いので、丁寧なストーキングが出来ると釣果に大きな差が出ます。更に大きなグラス・バンクを利用してダッピング（ダッピングはキャスティングしないで、フライを水面にチョンチョンと落とす釣り方）等が効果抜群。ダッピングで釣りましょうとお客さんに言うと始めはいつも

「こんな釣り方で本当に釣れるの？？」

と変な顔で見られましたね・・・

しかし！！

このテクニック、上手くやればバンバン釣れますよ！但し、あまりにも頻繁に使うとちょっと飽きるので程ほどに・・・

さて、スプリング・クリークでも釣れるのは９９％がブラウン・トラウト、そして残りの１％がブルック・トラウト。平均サイズは１2-14インチ(約30-36cn)、でも２４インチ(61cm)の大物も釣れます。

使用フライはまたもや大きいビートルやホッパーが一番。しかし、時にはなかなかなカディスやメイフライのハッチなどもあるので定番のドライフライでも釣れます。ニンフでも釣ろうと思えば釣れますが、藻が多いためちょくちょくフライにかかる藻を取らないといけないので余り効率的では無いです。


あー

写真見てると釣りに行きたくなったー！


今回はこの辺まで

それではまた！！