サンチャゴ周辺の釣り場、フライタイイング、釣行や体験談などフライフィッシングについて色々と書いてます.その他サッカーや日常的な出来事もチョコチョコッと載せています。
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夏時間が始まってからは夜の八時頃まで明るい日々が続いています。アウトドアー&スポーツ好きの僕にとっては最高の季節がやってきました。
さて、随分長い間ブログを更新しませんでしたが、実は一週間の間チリの南の第九州にあるLicanray町に行って来ました。目的はLicanray町の目の前にあるCalafquen湖で行われている虹鱒稚魚の放流プロジェクトに参加するため。 このプロジェクトはCalafquen釣り&ハンタークラブ(以後、釣りクラブ)が行っているもので、今年で正式には二年目の新しいものです。僕の知る限り、放流専用の養殖を実施している養殖場はチリ国内では初めてですので、このプロジェクトはチリ遊漁業を大きく影響すると思われます。 更にこの今年からは僕の水産学科で年々減少している入学や中退を妨げるために、卒業生や高学年が低学年にこのプロジェクトを通じて現地での水産の仕事とはどういうものか紹介するためにも役立っています。 このプロジェクトが始まった理由は年々減っている釣りの漁獲数を増やすため。釣りクラブのメンバーが語るには二十年前には60-50cmクラスの大物がバンバン釣れていたが十年前にはサイズが40-50cmクラスと小さくなり、現在には30-40cm位のがアベレージサイズで更に釣り数も半減したという。で、これからの釣りの為にも釣りクラブの会員は立ち上がったのです。更にLicanray町はとっても小さなものでそこの大半の住民は冬の間は土方として働くのですが、夏の間は町中の人達が観光に支えられて暮らしています。その中で、釣りはとっても大きな要素なのでこのプロジェクトには町中の人達が協力しているのです。 このプロジェクトで行われている養殖の大まかな流れは次のようです: 1. 親魚の捕獲: Calafquen湖の周りにある小川へ産卵をするために溯上しているr親魚を夜、網を使って捕まえる。その後、養殖センターへ親魚を運ぶ。 2.親魚の選択: 一週間に一度、産卵の専門家(獣医さん)が来て、捕獲された親魚を一匹一匹チェックし産卵準備が整った魚を選ぶ。 3.人口産卵: 選ばれた親魚から腹をこすって卵子または精子を得る。精子の寿命は短いのでまず卵子を取り出しプラスチックの容器に入れる。雌の人口産卵が終ったら、電灯を消し暗闇のなか雄から精子を得てから(電気を消すのは精子は光に弱いから)それらを卵子が入った容器に入れかき混ぜ人口受精を行う。 このプロセス中に磁器で去年親魚の体に入れたチップを読み込む。もしチップが無ければチップを入れる。 4. 孵化そして放流: この後、受精卵が孵化をしてから小魚になるまでこのセンターで養殖され、5cm位の大きさになったらCalafquen湖へ放流する。 とまあこんな感じです。 この養殖センターで生まれる小魚の放流でCalafquen湖の魚影はかなり良くなると思われますが、その前にやらなくてはいけない事が幾つかあります。 まず始めに何故釣りの漁獲数が減ったのか考えるべきです。理由は幾つかあるでしょうが、多分その中でもっとも大きく影響したのは釣り人の増加ではないでしょうか?更に問題なのは、これらの釣り人が守らない漁獲数や禁猟期での釣り。信じられないでしょうがこのプロジェクトにアクティブに参加している釣りクラブの人でもこんなに大切な事を守っていないのです。この人に「この地域での釣りってどうですか?」と聞いたところ 「最高だよ!去年の解禁に友達三人とXX川を釣り下ったら、一日で120匹位釣ったんだぜ!」 と自慢げに言われ 「勿論リリースしましたよね??」 「何でー、釣ったら食わなきゃ。料理とかはガイド達が全てやってくれるからその日の昼食に20匹位食べて残りは全て裁いてもらって持って帰ったよ」 唖然・・・ ちなみに前に載せましたがチリで定められているの鱒類の一日漁獲数は3匹か15kgまで。思いっきり遊魚業法違反です。釣りクラブの人達が漁獲数を守らなかったら他の釣り人達の場合はどうなんだろうか? 今進行中のプロジェクトでも、10匹の親魚を捕まえたらその内1匹はその場で食べているとかも聞きました。何考えているんでしょうね??親魚なんて栄養要素や色素が全て卵子や体表に行ってしまってるから食べても美味しくないのに・・・ ですので僕は放流も大事だと思いますがそれと共この地域の人達にキャッチ&リリースや資源維持の大切さを教える事が必須だと思います。 養殖センターを作るためには色んなスポンサーがいるのですが少しはその資金を「キャッチ&リリース」を促す看板を作り有名な釣りポイントに立てたり、釣具店や町で同じようなパンフレットを配る事などでもして観光客や地元の人達に資源維持の心意気を伝えたらもっと早く魚影が回復するのではないでしょうか? なんだか悪い事ばかり書いていますが問題点はまだあります。 外来魚である虹鱒を養殖+放流するには水産庁の許可が必要です。虹鱒は肉食性の高い魚のため無責任な養殖や放流を行えば大きな環境破壊問題が起こりえるのです。この記事の始めに「このプロジェクトは正式には今年が二年目」と書いたのは、実は釣りクラブの人達がこの地区の水産庁の係りの人と知り合いだったため正式に養殖の許可が下される前に養殖+放流が始まったため。更に酷いのは未だCalafquen湖のキャパシティーや在来種の影響を考慮した上での放流可能量は定められていないのです! チリがこれから先進国として南米のトップを走りたいのなら、こういうチャランポラン事は無くさなければいけません。折角とってもロマンに満ちた興味深いプロジェクトでもこのような事が起こると台無しです。 これらの事をレポートで釣りクラブの会長に送るので返事が着次第、どのような反響があったのかお伝えします。 所で、余談ですがたまたま向こうに言っている間「Tierra adentro」というテレビ番組の取材が養殖センターで行われました。僕はあまりテレビ出演なんて興味無いので特に気にしませんでしたが、ある日いつもも通りフィルターを交換したり掃除でもしていたらその番組の司会者が話しかけてきて何故この養殖センターに手伝いにきたの?的な事を聞かれ色んな事について会話をしていたらなんと!! しっかりカメラで撮られていた・・・ やられたー! その後、僕の名前は変だから紙切れにでも書いてよと頼まれたから多分採用されるんだろうな・・・恥ずかしい まあ、別に良いっか PR
無題
日本だって 滋賀で餌釣りしている名古屋系は根こそぎ持ってゆきますよ。 一匹食べれば十分なのに。
残念
なかのさん今日は、コメントどうも有難う
僕は日本では釣りをしたことは無いのですが、雑誌やインターネットで見た情報では日本ではかなり魚をキープする人がいるみたいですね。なんでも解禁日から数日たったら魚影が半減するらしいですね・・・ 幸いチリでは日本程釣り人がいないので、そこまで影響は大きくないですが少しずつ魚影は減っているはずです。 しかし、なんでこのような行動を起こすのでしょうね?ハッキリ言って僕には理解出来ません。
無題
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プロフィール
HN:
Japanfly
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/10/26
職業:
水産学科
趣味:
フライフィッシング、サッカー、水泳、ランニング、テニス、etc...その他読書、映画鑑賞、テレビゲーム
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