サンチャゴ周辺の釣り場、フライタイイング、釣行や体験談などフライフィッシングについて色々と書いてます.その他サッカーや日常的な出来事もチョコチョコッと載せています。
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今日は!
いやー今日の雨には参りました サンチャゴで二月にこんなに降るなんて異常気象ですね 今日の夕方Arayanに釣りに行きたかったのに、山のほうでは雪まで降りましたからこれで釣りは後4・5日川の水の濁りが無くなるまで行けないでしょう ところでいま卒論を書いているんですが(まだ資料集めの段階です)何について研究してるのかを皆さんに知ってもらうためこの記事を書きました 僕の研究してる海草の名前はLessonia trabeculata, 褐藻植物で昆布の仲間、チリではHuiroとして知られています。 この海草はアルジネートと言う成分があり、化粧品から食料品などと色々なものに使われています。十数年前までチリではこの海草の大半はこのアルジネートを取り出すためだけに、採取されていました しかし、ここ数年チリで(特に北の第3・4州)アワビの養殖が盛んになりだし始めてから状況が変わりだします。チリでは主に赤アワビ(原産地はアメリカのキャリフォルニア)が養殖されており、えぞアワビも少量ですが養殖されています アワビは海草などを食べて育つのですが、問題はその食べる量にあるのです。赤アワビは1キロ位まで育つのですが種子の頃から自重の30%の海草を食べます。つまり1つのアワビの養殖場で1ヶ月間に餌となる海草がおよそ90トンの必要となります。しかも海草の葉っぱの部分だけが使われいて、これは海草全体の約60%、後は全部捨てられます 人口餌などあるのですが、これを使いますとコストが上がる他アワビの価格が減少するので商売にはなりません。その理由は海草を餌として育てられたアワビの方がマーケットでは高く評価されるからです。 このため、餌を調達するため過激なLessoniaの採取が数年前から行われてきました。更に El niño 現象や銅山からの廃棄物等にの影響も加わりLessoniaの資源状態が今危ぶまれています そこで必要となるのはこの海草の養殖なのです 養殖を行えばアワビの餌やアルジネートを得るために必要とされるLessoniaの採取量を軽減できます。その他Lessoniaがいなくなった沿岸地区や資源状態の悪化を防ぐためのでの植えつけ等もできます そして僕の卒論はLessoniaの藻類の採苗技術について研究をしています。 その後、僕は出来れば日本でアワビと海草の同時養殖について研究したいと思っています アワビの糞や呼吸からでる廃棄物を使用して海草を育たせ、その育った海草をアワビ食べる こうすると無駄の少なく自然に似た環境にやさしい養殖ができるんですよ 日本へ行くのはまだまだ先のこと、コツコツと頑張っていかなきゃ PR |
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プロフィール
HN:
Japanfly
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/10/26
職業:
水産学科
趣味:
フライフィッシング、サッカー、水泳、ランニング、テニス、etc...その他読書、映画鑑賞、テレビゲーム
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