Ｖａｌｐａｒａｉｓｏでの一週間

皆さん今日は！

久しぶりです

昨日Ｖａｌｐａｒａｉｓｏから帰ってきました。一週間の短い滞在期間でしたか結構充実したと思います。

朝起きたらゆっくりフルーツたっぷりの朝食をとってから昼頃まで卒論の資料を読む。昼食後には、Ｖａｌｐａｒａｉｓｏを散歩しながら写真を撮って、夜は映画でも見てから寝る。

っとまあこんな感じの一週間でした。

Ｖａｌｐａｒａｉｓｏの有名な観光スポット等色々行ったんですけど、やっぱり町の中を歩いたほうが楽しいですね。向こうに住んでる人の気持ちが分かる様な気がします。

一番印象に残ったのは元・刑務所だったＥｘ　Ｃａｒｃｅｌ　ｄｅ　Ｖａｌｐａｒａｉｓｏですね。泊まっていたアパート（7階）から見える墓場を見に行く途中、近くを通ったので帰りに寄りました。1999年頃まで刑務所だったこの建物は今は文化センターで、ツアーの他劇やコンサートなどを行っています。

建物に入ったらツアーでもいるかと思ったんだけど見当たらなかったので、掃除当番のおっちゃんらしい人に刑務所について教えてもらえないか聞いてみた所、待ってました！ってな感じで話し出しました。

「刑務所の事なら何でも聞いてくれ、なんたって俺はここに入れられたんだからな。」

と自慢げに話され驚きと恐怖心、そして好奇心が刺激され10分位話しました。彼はスリで捕まり7年程刑務所に居ました。そしてなんと1993年, 逃亡を試みたんですが失敗に終わったそうです。10人でサッカー場の横に穴を掘りそこから外へ出て3ヶ月間見つからなかった、と言っていましたがインターネットで調べたら刑務所から逃げ出す前に誰かにチクラレそこでおしまい。元犯罪者も釣り人みたいに自分のした事について自慢したがるのかな？

お礼を言ってから監獄を見るため中央広場＝サッカーグランドに行きパノラマ写真を撮ってから、監獄一つ一つを窓から見ていきました。なんかこう居辛い、いやーな雰囲気のする場所ですね。いかにも霊が出そうで落ち着いて見回れません。前は監獄の中にまで自由に入れたのですが誰かが放火をしたため今は立ち入り禁止。

色んなアングルから写真を撮った後、今は劇等を行っている別館へ行き刑務所での一日と言う写真と解説付のドキュメンタリーを読みました。書き方と物事の見方から言って多分元囚人が書いた筈。なんとなく、読み終えたら囚人たちが可哀相に思えてくるんだけど、やっぱり悪さしたから刑務所に入っているんでしょ？って言いたくなりました。

帰り気味にその別館で劇やドキュメンタリー担当のオッちゃんと話し始めたら、彼も元囚人。面白い事に彼もまた自慢げに昔いた数々の刑務所の名乗ってくれました。彼はトータルで２５年間刑務所に居たそうです。２５年間も居たなんて、何したんだろう・・・さすがに聞けませんでした。

彼の自慢話は続き、今チリで有名な俳優達に劇を教えたそうで今まで新聞何回か載っていてその記事等を見せてくれました。彼が教えるのはストリート劇だそうで、劇団等で習うことの出来ない特別なものらしいんですが、このオッちゃん話の途中急に顔5ｃｍまで近づいてきて、

「Ｑｕｅ　ｍｉｒａｉ　ｃｏｎｃｈａｔｕｍａｄｒｅ？」　和訳　「何見てんだ、この野郎？」

？？？　どうしようー！？本気で言ってるの？怒ったの？　と考えているうちに目線をそらしてたら

「な！目線を逸らしただろ？こういう劇を俺は教えているんだ」

・・・・

ごめん全然分からなかった。これって劇って言うのかなー？


まあともかく、その後彼がまだ刑務所に入っていたときの写真等を見せてもらい帰りました。彼のホームページはｗｗw.ejalepapito.cl、興味のある方はどうぞ見てください。

皆さんこの迫力の有る顔の人が「何見てんだ？」ってな感じの事言われたらどうします？


Ｖａｌｐａｒａｉｓｏで撮った写真はこちらでご覧くださいwww.flickr.com/photos/musachin

では

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