サンチャゴ周辺の釣り場、フライタイイング、釣行や体験談などフライフィッシングについて色々と書いてます.その他サッカーや日常的な出来事もチョコチョコッと載せています。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 今日は! 今日のMAFIA FCの試合のためトレーニングをしていたらヘマをして風邪を引いてしまいました。今日の試合に響かなければいいんだけど。 随分遅れましたけどLlanquihue湖への遠征釣行の後編です! さて初日の夜、焼肉を食べてから早めの就寝。物凄い寒さの中寝床に入ったのですが、父から借りたエベレストでも使える寝袋を持ってきたのでグッスリ眠れましたが、残念ながら五月女君は夏用の寝袋(僕のジャンパーよりも薄かった)を持ってきたので寒さのせいであまり眠れなかったと・・・ 翌日6時に携帯の目覚ましで起床。 テントを出ようとすると、あれ? どれほど寒かったか伝わりますか? テントが凍ってました!
それでも釣りに行かなきゃ!釣り馬鹿ですからね 乾ききっていない冷たーいウェーダーを着てからいざ出陣! 今日はLlanquihue湖の別の河口、Blanco Arenalesに釣りに行くことになっていました。なんでも昨日の河口よりも大きめでボウズなんてありえないと言う程のポイントらしい・・・ホンマかな? キャンプの目の前を通った7時のバスに乗って10分で到着。Blanco Arenales川を横に見ながら深い森林の中を通った小道歩くこと10分、やっと河口に着きました。 しかーし!! すでに現地の人が釣っているではないか! 朝焼けの中釣りをする現地の人 幸いまだ釣っていないらしく皆慌てて準備をしてから釣り開始!
しかし前日同様いくらキャストしても、フライを換えても無反応・・・ もしかしたらあまりの大人数のため魚が寄ってこないかもしれない、どうしようかと悩みながらふと周りを見渡すと絶好のポイントが! 岸から近くにある水没木、もしかしたらブラウンがいるかも! 朝もやの中遠くに見えたのは沢山の水没木。こういうストラクチャーには必ず居着くブラウントラウトがいる筈!という訳で五月女君とポイント移動。
水没木ギリギリにルアーを泳がせたんだが 差し足抜き足でポイントへ近づいて行ったら今釣行で始めてみるライズ!今度こそ釣れるんじゃないかと思っていたら、それっきり水面は静まり返ってしまった。
ルアーで釣りをしている五月女君がしつこく木のギリギリを攻めてもやはり無反応、フライを流しても無反応。プレゼンテーションが雑で魚が驚いてしまったのかな? 仕方なく皆のいる場所へ逆戻り。 朝食を作るため小枝や松ボックリを会長さんが集めていたのでお手伝い。火を焚いてから何を食べるのかなと考えていたら出ました!またまたChorizoが!これで三食続けて肉、肉、肉。 誰が食事担当だったの? 思いっきり栄養分が偏った朝食の後、釣り再開!
しかし、20分もしない内に無反応のLlanquihue湖へ空しくキャストするのが飽きてきたので五月女君とRoberto Gaeteと一緒にBlanco Arenales川を釣り上がる事にしまいした。 川では盛んなミッジのハッチがあちこちで見られるのですがライズは見当たりません。川石を転がして川虫を探すと、カディスのラーバとメイフライのニンフを発見したので#14のHares Hair Earを結んで釣り上がって行きました。倒木の周り、沈み岩の周り、川面に張り出した木の下、落ち込みなどと定番のポイントにニンフをキャストして行ったんだがやはり無反応。魚居ないんじゃないのと思い出した矢先、物凄い落し物を見つけました。 虹鱒の雄
やっと釣れた一匹なんでこんな所で捨てられたんだ? 一瞬驚きました。
60cm位の大物の虹鱒。 無残にもこんな所に捨てられるなんて酷過ぎる、これじゃただの無駄死にじゃないか!釣ったらリリースか食べるかして欲しいもんです。 ムラムラと怒りが込上げて来たのですが、誰かがLlanquihue湖からわざわざこの魚を持ってきてここで捨てたなんて考えられない、不注意で落としたとしても気付かない訳がない。と言うことはこのレベルの虹鱒がこの小川で泳いでいるはず! 俄然釣る気が出てきて三人で釣り上がって行きました。メイフライのニンフ、カディスのラーバ、エッグ・パターン等で攻めて行ったがやっぱり無反応。更に釣り上がって行ったら、いつもハイスピードで釣っていたRoberto Gaeteが怒りながら上流からさけんできました、 「ムサチー、鮭達すでには遡上したよ!!帰るぞ!!」 いつも大人しい彼なんだが二日目ももう正午になるというのに未だに釣れていないのでメチャ苛々していました。なんでもう遡上したなんて分かるんだろうと彼のいた所に行ってみたら・・・ 川の中に捨ててあった虹鱒(多分)の卵巣 なんと鮭類の卵が! しかし良く見てみると少し様子が変だ。自然産卵された卵は川底に散らばっているはず、それに産卵する場所は通常小石のある川底でこのような泥土ではない。近づいて手に取ってみると産卵された卵ではなく卵巣そのままだったので、多分釣れたメス鱒の卵巣をそのまま捨てたのだろう。チリでは筋子を食べる習慣は無いのでこういう光景をよく目の当りにする。 鮭が遡上してもうすでに産卵した訳ではないとRoberto Gaeteに言うと、そうか!と嬉しそうな顔をしながら又釣り始めました。 結局この川では一回アタリが有ったものまたもやボウズ。 やばい!! このままでは三日間の内に一匹も釣れないで終わるかも! なんとかボウズを阻止するために午後はサーモンの養殖場近くへ釣りに行くことに決定。村でミニバンを運転しているオッちゃんに頼んでそのポイントへ移動。 Antares社のサーモン養殖から30メートル位のこのポイント、Roberto Gaeteは去年ここでファーストキャストで50cm級の虹鱒を釣り上げて、1時間で4・5匹釣り上げたとか。ポイントへ着いて準備をしている最中、何匹か水面ではねているのが見えた! ここには鱒がいる!! そう実感した皆は夢中になって湖へ向かってのフルキャスト。しかし、釣り始めて10分もしない内に自然の嫌がらせとしか思えない強風が吹き始めた・・・ しつこく粘ったがアタリが無いの状況が続いていた最中、遠くの方から誰かが来る、良く見るとRoberto Gaeteが必死に走りながら「会長が釣ったぞー!!」と叫んでいるではないか! 会長の元へ辿り着いた時にはすでにランディングしそうだった 念願のフィッシュ・オン!
足場が悪いので僕の手網でランディングを手助けして見事一匹目をゲット!
ぽっちゃりした太平洋サーモン、たぶん養殖場から逃げたんでしょう
よっしゃー!! やっと釣れたーと皆で喜びながらリリースされてゆっくり泳いでいく鮭を見送る。これから皆釣れるんじゃないかと思ったのだがそのままその日はアタリすら無く終了。 見も心も疲れ果てたままキャンプへ帰って又もや焼肉を食べて就寝。 三日目 少し遅めに起床。 朝食の後、皆今日こそ釣るぞっと気合を入れてLlanquihue湖へ歩きました。 Las Cascadas村はこんな感じの小さな村でした
この日も快晴、綺麗なOsorno山が見えました。
やっぱり富士山に似てますね 今釣行での最後の釣りへ向かう戦士たち
Cascadas河口へ着くとすでに先着者が、しかも三匹のサーモンを釣り上げている!! もっと早く来れば良かったと後悔しながら釣り開始。しかし、この釣行恒例の無反応。1時間もしたらもう釣る気が失せてLas Cascadas川へ釣りに行くことに。 Las Cascadas川
快晴のため随分暖かく、あちこちで色んなハッチが見えるのですがライズは相変わらず見当たりません。ドライで攻めてもアタリがないのでニンフに換えて再チャレンジ。いかにもってポイントでカディス・ラーバをしつこくながしたらインジケータが沈んだ!アタリだ!! 素早くアワセルとフィッシュ・オン!! 慎重にランディングしてやっと釣れました。
サンチャゴ周辺で釣れる鱒達よりかなり小さめのニジマス君でしたがそれでも一匹は一匹、今まで釣れたチビスケ達の中で一番嬉しかった一匹でした。 この後、リラックスして釣り上がって行ったがこれ以後アタリは有りませんでした。五月女君の冴えたギャグで笑いながらLas Cascadas橋で納竿。 PR |
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Japanfly
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42
性別:
男性
誕生日:
1982/10/26
職業:
水産学科
趣味:
フライフィッシング、サッカー、水泳、ランニング、テニス、etc...その他読書、映画鑑賞、テレビゲーム
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