釣り天国で釣りが出来なかった旅・・・

いやー本当に寒い日が続いていますね・・・
こう寒いと何もしないでコタツに入ってコパ・アメリカ（南米サッカー大会）でも見ていたくなります。幸いチリ代表は無様にもブラジル代表に6-1で敗退しているので、サッカー観戦をしながらカッカする事は免れそうです。

さて前日Ｙｏｕｔｕｂｅで釣りの動画を探していたら面白いのが見つかりました。

Rainbows in Chile at 45 degrees south

チリの南緯４５度で撮られたこの動画、凄すぎます。魚影の濃さが半端ではありません、一投一投で確実にフッキングしているフライマンも凄腕です。

この他、45 degrees southのタイトルの動画は色々あるのですがこれまた凄いんです。小さな小さな小川から40ｃｍやそれ以上の魚を釣り上げたり、サーモンにフライマンが引きずり回されたりするのですから・・・

そこで南緯45度ってどの辺かなと地図を見てみるとビックリ、僕もそこら辺へ行った事があるじゃないか！！
釣りキチの僕が何故あの釣り天国で釣りをしなかったのか？

あれは確か2004年の夏でした。

僕はチロエ島という日本の四国的な島でトラウトとサーモンの加工工場で研修をしていました。一ヶ月の短い期間の終わりにサンチャゴにいる妹と従姉弟から研修が終わったらＣａｒｒｅｔｅｒａ　Ａｕｓｔｒａｌへ行って見ないかと誘われ、何時も通り間髪入れずＹｅｓと答える。

前々から行ってみたかったＣａｒｒｅｔｅｒａ　Ａｕｓｔｒａｌ。
釣り友のジュリアンの友達が去年釣りに行ってから行きたくてたまらなかった。彼によると「あそこは釣り天国だよ」と・・・なんでも野生のビッグ・ニジマスがバンバン釣れたらしいく、その他サーモンが釣れるので釣りキチにとっては涎を垂らすほどの川が無数にあると。

ジュリアンの友達


ビッグレインボーを釣り上げてニッコリ・・・

研修が終わってからいざ出発！！
メンバーは妹のさやか、従姉弟のＡｌｅと彼氏のＤｉｎｏ，そして僕の四人。

このＣａｒｒｅｔｅｒａ　Ａｕｓｔｒａｌはピノチェット時代に作られたもので、Ｐｔｏ　ＭｏｎｔｔからVilla O'higginsまで1240ｋｍの砂利道（一部は舗道されていますが）が続いています。少ない町を少し外れると、そこには殆ど人が入り込んでいない自然があるので絶景ばかりです。

このような砂利道がずーっと続いています

面白い事にある地域は物凄く乾燥していて、チリの南部へ来ているのでは無く北部へ来ちゃったのではないかと疑うほど・・・

このＣａｒｒｅｔｅｒａ　Ａｕｓｔｒａｌの長い道のりには温泉あり、自然あり、氷河多数ありと（中にはＶｅｎｔｉｓｑｕｅｒｏ　Ｃｏｌｇａｎｔｅ，つまり浮き氷河って言うのがあります。"浮き"っというのはこの氷河が崖に面していて、そこから氷が溶けて落ち湖へ落ちるからです）見るものが多すぎるくらい。

ここもチリにいるなら一度入ってみる価値があります。少々ハードなので（ホテル等無く、テント泊まりしかできない所もある）体力に自信の無い人はＣａｒｒｅｔｅｒａ　Ａｕｓｔｒａｌ全てでは無く、部分的に訪れたほうがいいかも・・・

ここまたまた僕の写真を幾つかご覧になって下さい

「浮き」氷河

氷河へ近づくと、ドドーンと大きなをたてながら氷河が溶け落ちている所が見れます


Ｓｉｍｐｓｏｎ川


幾つかある国立公園のハイキングコースで


ずーッとテント泊まりだったこの旅、夜には焚き火＋コーヒーで体を暖めていたのですが
その為には薪が欠かせません。そこで、道の横によく置いてあった薪を数本何度か拝借しました　　
薪の持ち主さん、ごめんなさい　

さて何時ものように話がそれてしまったので釣りの話に戻しましょう。
残念ながら僕以外の三人さんは釣りには余り興味は無い。南へ南へと進んで行く内に幾度も物凄く綺麗な渓相な川を見かけたのだが、溜息を吐くのは僕一人。たまに食事をする為に停まった河原で釣りをする事が出来たのだが、多分そこら辺は他に食事等に停まって釣りをする人たちに攻められすぎているので釣果は余り良くなかったのです・・・


機会があればまた行ってみたいですねー、Ｃａｒｒｅｔｅｒａ　Ａｕｓｔｒａｌ．．．


日本の皆さん、少々遠いですけどチリに釣りに来てください！
チリ滞在の日本人もぜひあちらに一度は行ってみてください！

そして僕を釣りに誘って下さい！！！

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